もなかに人面 商品化 かわらけモデル、22日発売 平泉の協力隊・河野さん考案
平泉町の地域おこし協力隊河野綾華さん(40)は、平泉ならではのお土産として「まじないもなか」を開発した。同町の柳之御所遺跡から出土した人面墨書土器に描かれた顔を皮に刻んだインパクトのある商品で、松栄堂(本社同町、小野寺宏眞代表取締役)が製造。町内で販売し、世界文化遺産「平泉の文化遺産」をはじめ、町の魅力を内外に発信する。
人面墨書土器は、厄よけのために恐ろしげな顔を描いて井戸に捨てたとみられるかわらけで、もなかはこれを由来に名付けた。つぶあん入りで、町内で生産された小豆ともち米を一部に使用。皮の下は大福のようにあんを求肥で包んだことで独特な食感となり、日持ちもするという。
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momottoメモ
1個290円、5個で特製箱入りが1480円(ともに税込み)。河野さんが店主の平泉カフェHIRAIZUMI CROSS &で22日から販売。道の駅平泉でも同時期に販売する。