70代男性2人 詐欺被害 SNS型投資と架空請求 千厩署【一関】
千厩署は21日、一関市の70代男性2人が特殊詐欺被害に遭ったと発表した。1人は現金約200万円をだまし取られるSNS型投資詐欺、もう1人は電子ギフト券の利用権約100万円分の架空請求詐欺(サポート詐欺)被害。
同署によると、1人は2024年8月下旬ごろから12月初旬ごろまでの間、スマートフォンに表示された副業広告を閲覧。連絡先のアカウントに連絡すると別のSNSに誘導され、副業として仮想通貨取引を始めた。
男性は利益が出たため8回に分けて約100万円を振り込んで取引したところ利益を引き出せず、さらに指示に従って約95万円を振り込んだが、やはり引き出すことができず詐欺被害に気づいた。
もう1人は、今年2月10日、自宅のパソコンで動画を見ていたところ画面に「ウイルスに感染した」などと表示され、問い合わせ先に電話をかけると片言の日本語を話す男から「サポート料が必要です」「15万円分の電子ギフト券を買ってコード番号を教えてください」「10万円は後で現金書留で返します」などと言われた。
男性はコンビニで15万円分のギフト券を購入しコード番号を入力したが、電話の相手から「コード番号が間違っている」「間違うと料金が倍になる」などと言われた。その後、30万円分と60万円分のギフト券を購入した際もコード番号を「間違えている」と言われ、最終的に120万円分を購入していたところ、警察官に声を掛けられ被害に気づいた。