思い出胸に感謝の舞 9団体が鹿踊披露 江刺 ささらホール閉館イベント【奥州】
今月末で閉館する奥州市江刺大通りの江刺体育文化会館(ささらホール)で23日、同市の江刺鹿踊(ししおどり)9団体による公演が開かれ、各団体の踊り手が勇壮な演舞を披露し、思い出深いステージで感謝の気持ちを込めた。
鹿踊公演は、2024年3月からコンサートや演劇、芸術団体の発表などが行われてきた「ありがとうささらホール!イベントリレー」の最終行事。市と市教委が主催、市江刺鹿踊保存会(佐藤則明会長)が協力した。
金津流や行山流など江刺鹿踊を代表する9団体が出演し、「礼庭」や「島霧」「案山子(かかし)踊り」などそれぞれが得意の演目を披露。同館の愛称にもなっている装束の「ササラ」を振り、小気味よい太鼓の音をホールに響かせながら力強い堂々の舞で観客を魅了した。終盤には踊り手代表約30人による百鹿大群舞も演じられ、客席から大きな拍手が送られた。
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