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新たな価値享受する場に　ヘラルボニー旗艦店開業　盛岡・カワトク

県内外 2025年3月30日付

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　障害のある作家が描くアート作品を取り扱うヘラルボニー（本社盛岡市）の初の旗艦店「ＨＥＲＡＬＢＯＮＹ　ＩＳＡＩ　ＰＡＲＫ（ヘラルボニー・イサイ・パーク）」が２９日、盛岡市菜園のパルクアベニュー・カワトク１階にオープンし、多くの来場者でにぎわった。

　障害のある作家の作品ライセンスを活用した商品をブランド展開する会社で、２０２０年７月にブランド初の常設店をカワトク３階に出店してから５年余り。新しい価値や魅力を生み出す場所として旗艦店をオープンさせた。

　店舗は１階フロアの正面エントランスに位置し、アートを活用した服飾雑貨を中心とした３００点ほどのアイテムが常時並ぶストア、１０～２０点ほどのアートを企画展示・一部販売するギャラリー、同社初の飲食店「カフェ＆ダイニング＆バー『無題』」からなる複合施設。約２６０平方メートルのスペースは県産材を活用したぬくもりが感じられる空間で、飲食店では障害のある人たちが接客する。

　オープンを記念して行われたセレモニーでは、双子で同社共同代表を務める松田崇弥さん・文登さん、起業のきっかけになった自閉症のある兄翔太さん、川徳の荒道泰之代表取締役社長ら１１人がテープカットした。

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