北上・西和賀

北上市立大 基本構想を公表 市民説明会、近く開催

 北上市は、市立大学の整備に関する基本構想をまとめ公表した。名称を「北上市立工科大学」とする工学部の単科大で、2030年4月に市内中心部での開学を目指す方針が盛り込まれている。学科は先端工学科とし、高学年から4コースに分かれるレイトスペシャライゼーション制の導入を想定。市は25年度早々にも市民に対する説明会に入る方針。

 有識者らで構成する基本構想策定委員会の議論などを踏まえて整理し、まとめた内容を3月28日開かれた市議会全員協議会に示した。

 基本構想によると、定員は学部が480人(1学年120人)、博士前期課程120人(入学定員60人)、同後期課程27人(同9人)。学部は3年次から機械、電気電子、情報、材料化学の4コースに分かれる。常勤教員28人以上、非常勤教員22人以上を想定。大学院については開学5年目となる34年4月設置を目指している。

 立地場所は同市本通り2丁目地内で、敷地5000平方メートル、校舎の延べ床面積1万8500平方メートルを想定。敷地取得を含め施設の整備費用は約117億円を見込む。運営は公立大学法人とし、学生が順調に集まれば運営は交付金や授業料などで賄うことができると見込む。

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