「生活の足」出発進行 胆沢水沢線 代替バス運行開始 ルート見直しダイヤ改正【奥州】
奥州市は1日、県交通の廃止路線を引き継ぐ「胆沢水沢線」のバス運行を開始した。同市胆沢の市国保まごころ病院からJR水沢駅前など水沢の市街地を通って県立水沢農業高校までの路線。継続に当たりルートを一部見直し、高校生の通学時間に合わせた運行時間とした。関係者が通学や通院など「生活の足」として積極的な利用に期待を寄せた。
県交通は運転手の確保が難しいなどとして同路線を3月31日に廃止した。
同市は路線バスで水沢農高などに通学する生徒と、通院や買い物目的で利用する市民のために代替交通手段を検討し、実施を決めた。同路線はまごころ病院から水沢農業高までの約19キロ。平日のみ9便を運行し、一部は水沢駅が始発・終着となる。
水沢駅前から水沢農高までのルートを一部見直したほか、「水沢商業高校前」(水沢字土器田)を新設。通学時間に合わせたダイヤに改正するなど高校生の利便性向上を図った。同バスの運行は1年間。26年度以降は利用状況を見ながら検討する。
この記事の詳報を岩手日日紙面または電子新聞momottoでご覧いただけます。