郷土芸能 足元支え 軽く滑りにくいゴムわらじ 小彌太が開発・販売【花巻】
花巻市愛宕町の染色業小彌太(小瀬川弘樹代表取締役社長)は、伝統芸能の鹿踊(ししおどり)や鬼剣舞、さんさ踊りなどで着用する同社オリジナルのゴムわらじを開発した。滑りにくく耐久性に優れているのが特長。2月に販売開始して以来、これまでに150足以上を売り上げるなど利用者の反応は上々といい、今後も県内の郷土芸能団体などへの普及拡大を目指していく。
同社によると、これまでゴムわらじを製造していた広島県のゴムメーカーの事業撤退に伴い、県内の郷土芸能団体などから多くの要望が寄せられたことを受け、2024年9月に始動した同社の郷土芸能事業「雷太」の一環として本格的に開発に着手。同社営業の木戸口邦治さん(46)が中心となって開発に取り組み、試行錯誤の末に商品化に至った。
開発に当たっては、ゴムの素材選びにこだわった。表面のクッションソールは衝撃吸収性と軽量性に優れたスポンジシートを採用し従来品から30%軽量化。裏面のラバーソールは耐久性とグリップ力に優れた合成ゴムを使用。足指への負担軽減、経年劣化による破損防止のためチチ部分には牛革を採用した。

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momottoメモ
販売価格は、SS(21~22センチ)サイズとS(23~24センチ)サイズが7150円、M(24~25センチ)サイズとL(25~26センチ)サイズが8800円、LL(27~28センチ)サイズが1万450円。同社のオンラインストアで購入できる。