高齢者支援へ独自講習 奥州・江刺自動車学校 安全教育センター開設
奥州市江刺愛宕字梁川の江刺自動車学校(朽木聖好代表取締役社長)は、新たに「高齢運転者安全教育県南センター」を開設した。運転免許を長く保有したい人や高齢で運転への不安を抱えている人らを対象に、認知機能検査対策セミナーなど独自の講習メニューを設けた。朽木社長は「高齢者が安全に運転を続けられるよう指導や助言をしていきたい」と意気込む。
同校では開設の理由について、高齢運転者が絡む重大な事故が発生すると、運転免許に年齢制限を設けるべきだとの論争が起こることに対し、「地方では公共交通の縮小などがあり、高齢になっても運転しなければ生活できない現実がある。免許の年齢制限の主張にあらがい、自動車学校として高齢者が長く運転できるよう安全教育に力を入れたい」と説明する。奥州市全域や一関市、北上市から法定の高齢者講習などを受講する人がいるため、名称は「県南センター」とした。
同校がこれまで行ってきた高齢者講習に加え、独自の「認知機能検査対策準備セミナー」「公道実技レッスン」を実施する。
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momottoメモ
対策準備セミナーは受講時間1時40分で、受講料2200円、公道実技レッスンは1時間30分で7150円。受講可能な日時などの問い合わせは、同校=0197(35)1237=へ。