節目に企画展や講演会 開館20周年記念事業 東和図書館【花巻】
花巻市東和町安俵の市立東和図書館は、2025年度に開館20周年を迎える。住民の熱意によって建設され、地域性を生かした施設運営を続けてきた。節目を記念し、今年度はワークショップや講演会、企画展など関連事業を展開する。
町内の図書施設は、1966年に新設された旧東和町の中央公民館内に初めて「図書室」が併設され、75年のコミュニティセンター完成に伴い移転した。その後も町民が町内への公共図書館設立を強く要望し、2005年12月に町総合情報センター南側に新築して町立図書館が開館。翌年の市町合併により、市立図書館の分館となった。
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同館は20周年に合わせてロゴマーク「TOWA BOY」を作成し、館内に掲示して節目をPR。記念事業も計画しており、26日午後2時からは絵はんこ作家・エッセイストのあまのさくやさん(盛岡市)を招いた消しゴムはんこのワークショップを開く。対象は小学生以上。参加費1200円、定員10人で申し込みを受け付けている。
このほか、図書館の望ましい運営の在り方などを考える「東和図書館結いの会」の主催で、海外で称賛された同町出身のオペラ歌手伊藤敦子について学ぶ「郷土を知る座学」が13日午後1時30分から開かれる。同館では同イベントに合わせ、本人やオペラに関する書籍などを紹介する関連図書展を開催しており、地域住民から借り受けた出演作品のパンフレットやレコードといった貴重な資料も展示している。30日まで。
各イベントに関する問い合わせは同館=0198(42)3202=へ。