一関・平泉

日本文化体験 絆育む 長島小で子どもら交流 ラオスから教育視察・平泉

折り紙のかぶと作りを通じて交流する長島小学校児童とラオスの子どもたち

 ラオスから教育関係者の一行が14~17日の日程で平泉町を視察と交流に訪れている。視察初日の15日は同町の関係者から歓迎を受け、町立長島小学校(菊池知子校長、児童67人)などを訪問し、児童らと交流して絆を育んだ。

 訪れているのは、同国の首都ビエンチャンのホアンカオ保育園・幼稚園・小学校の子どもたちと、保護者や教諭ら16人。同校長のチャンタソン・インタヴォンさんが2月、平泉国際交流協会(千葉敏明会長)の主催事業「もっと知りたいあの国第20章ラオス」で講師として同町を訪れており、今回の訪問のきっかけとなった。教育現場などを見学し、同国の教育の質向上を図るという。

 町学習交流施設エピカで行われたセレモニーでは、町や同協会の関係者15人の歓迎を受けた。青木幸保町長は「平泉の多くの子どもたちと交流し平泉文化を堪能してほしい」とあいさつ。インタヴォンさんは「今年は日本とラオスの国交樹立70周年。ラオスにも世界遺産の町があり、友好関係になりたい。初めて海外に来た子たちに日本の温かさや美しさ、平泉の文化を体験してほしい」と述べた。

 長島小では、全校児童が同国の共通語ラオ語で「こんにちは」と出迎えた。同国の子どもたち5人は同校の6年生13人と一緒に授業を受け、日本伝統の折り紙作りに挑戦。端午の節句を前に、新聞紙でかぶとを折るなどして触れ合った。

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