北上・西和賀

慶派仏師と岩手 関係は 釈迦三尊坐像など紹介 北上市立博物館特別展

県指定有形文化財の仏像などが展示されている特別展

 北上市立花の市立博物館で、特別展「北奥の慶派仏像 奥六郡にきた鎌倉時代仏師」が開かれている。同市稲瀬町の如意輪寺が所有する県指定有形文化財「木造釈迦(しゃか)三尊坐像(ざぞう)」などを展示し、鎌倉時代の仏師が岩手県を訪れた可能性を追求している。5月25日まで。

 「木造釈迦三尊坐像」の両脇坐像の保存修復作業が完了したのを記念し開催。脇坐像のほか、本尊である釈迦如来像、像が祭られていた釈迦堂の建立経緯などを記した木札など7点を展示しているほか、仏像内部をCTスキャンした調査結果などをパネルで解説している。

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5月18日午後1時からは、CT調査を担当した東京国立博物館の増田政史さんら5人の講師を招き、像の謎をひもとくフォーラムを開催する。先着30名、参加無料。

開館時間は午前9時~午後5時。北上展勝地さくらまつり(今月29日まで)の期間中は入場無料。

問い合わせ、フォーラム参加申し込みは市立博物館=0197(64)1756=へ。

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