北上・西和賀

甘さ格別 雪室野菜 ニンジンなど20日発売 西和賀産業公社・ユキノチカラ

20日から西和賀町内で販売される「にしわが雪室野菜」

 西和賀産業公社とユキノチカラプロジェクト協議会は、西和賀町内の雪室で保管した「にしわが雪室野菜」を20日から販売する。天然の冷蔵庫の中で甘味を蓄えた野菜を提供するほか、道の駅錦秋湖(同町杉名畑)では雪室野菜を使用した特別メニューを期間限定で用意する。

 雪室内は温度が0度、湿度も高い状態で保たれるため、鮮度を長期間維持することができる。豪雪地帯の同町では農産物を保存するために雪を冷却源とした雪室施設を整備しており、そばやコーヒー豆などを貯蔵している。

 同社と同協議会は2024年に沢内バーデン(同町沢内大野)近くにある雪冷房用の貯雪庫を改良して雪室にし、野菜を貯蔵。同年に試験的販売して消費者から一定の評価を得たことで、本格的な取り組みをスタートさせた。

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野菜は湯夢プラザ(同町川尻)と同道の駅で白菜、ニンジン、長ネギを販売。販売期間はゴールデンウイークまでだが、無くなり次第終了となる。

同道の駅内レストランでは20日から、ジャガイモを使用したテークアウトメニュー「雪室ほくほくコロッケ」(税込み180円)を、限定100個販売。レストランのメニュー注文者には、サラダバーで「雪室野菜サラダ」「雪室にんじんしりしり」を提供する。

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