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おいしい「岩手」を食べて 東北6県セブン―イレブン 22日から応援フェア

いわての食財応援フェアの開催と新商品をPRするセブン―イレブン関係者と達増知事

 本県産の食材を使用した商品を販売するコンビニ大手セブン―イレブン・ジャパン(本社東京都、永松文彦代表取締役社長)の「いわての食財応援フェア」は、22日に東北6県のセブン―イレブンで始まる。同社関係者が17日、県庁に達増拓也知事を訪ね、地産地消の推進につながるフェアの開催と新商品の発売をPRした。

 同社は、全国各地の代表的な食材やなじみのあるメニューを採用した商品開発と、地産地消の推進に取り組んでいる。本県では2023年2月から「東北を食べて、元気に!」の自社プロジェクトの下、県産食材を使った商品を開発、販売してきた。

 23、24年に続き3回目となる今回のフェアでは、原材料に従来から採用する「菜彩鶏」や「葛巻町産牛乳」に加え、初となる「三陸ジンジャー」を含む六つの県産食材を使って7商品を開発。5月5日までの2週間、東北エリアの1477店で販売する。

 このうち「切昆布と生姜(しょうが)のおむすび三陸ジンジャー使用」(税別148円)は、陸前高田市で栽培されたショウガと三陸で採れた切昆布を煮て具材にしたショウガの香り豊かな逸品。「生ハムとブロッコリーバジルサラダ岩手葛巻町産牛乳使用」(同298円)は、牛乳を使ったムースにバジルソースを和えたブロッコリー、生ハムを組み合わせた新感覚のサラダに仕上げた。

 銘柄鶏の菜彩鶏は、さまざまな食感が味わえる「炭火焼き鶏丼」(同600円)と、店内で揚げてカウンターで販売する「キーマカレーパン」(同204円)のカレーソースに採用。カレーソースへの県産食材使用は初で、肉感にこだわった。

 このほか、三陸産ワカメを使用したおむすび、岩泉町産の茎ワサビを使用したサラダ、県産ブルーベリーを使用したチーズケーキがある。

 達増知事はショウガのおむすびや葛巻牛乳を使ったサラダなどを試食し、「すごくショウガが効いていて血行が良くなりそう」「(牛乳のムースは)ふわふわのチーズみたいでサラダに合う」などと感想を伝えた。

 同社の桝尾威彦取締役執行役員は「非常においしい商品が出来上がった。店を通して東北6県の人に岩手の優良な原材料を使った商品を食べてほしい。今後も続けることで地域経済の活性化につなげたい」と話した。

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