待望 道の駅開所 一関・大東 地域、人つなぐ拠点に
一関市大東町渋民字西風地内の国道343号沿いに17日、「道の駅だいとう」がオープンした。地域の要望を受けて計画が動きだし、9年の歳月を経て誕生した沿岸部と内陸部の交流と地域活性化、防災の拠点施設。開所式に続いて産直やレストランなどの営業がスタートし、市内外からの来店客でにぎわいを見せた。【10、11面に関連】
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momottoメモ
敷地面積は9932平方メートル。建物は木造平屋建てで、地域振興施設(市施設)に産直物販施設、レストラン、集会室、イベント広場、オープンテラスなど、道路休憩施設(県施設)に情報発信休憩施設やベビーコーナーがある。駐車場は72台分(大型車8台)を確保し、トイレは計26基設けた。総事業費は12億8000万円。
愛称は「室蓬譲水(しっぽうじょうすい)の里」で、コンセプトは「ひととひと、ひとともの、海と山をつなぎ、未来をひらく『拠点施設(みちのえき)』」。農林産物や特産品を販売し、観光イベント情報を発信するほか、防災拠点として非常用電源や貯水槽、備蓄倉庫などを備える。
道の駅の登録は県内37駅目となり、市内では厳美渓、かわさき、むろねに続き4駅目。花巻市、宮古市と並び県内最多となった。