野菜栽培へ土作り 農楽校圃場実習【北上】
北上市のきたかみ地域振興財団(髙橋利明理事長)による「きたかみ農楽校」の圃場(ほじょう)実習は24日、同市和賀町山口地内の実習圃場で始まった。受講者が苗の定植に向けて、快晴の下で畑を耕した。
2025年度は市内外の男女38人が受講。10、17日には実習講師の高木伸一さん(72)から、野菜栽培における土作りの重要性を事前に学んだ。
24日には4班に分かれ、広さ約8・5アールの圃場で土作りに挑戦。草を取った後、土に空気を含ませるために畑を耕し、肥料をまいた。
参加者らはアドバイスし合いながら、野菜の良く育つふっくらとした土を目指して和やかに作業していた。初めて受講した佐藤寛さん(62)は「何年も連続で受講している先輩もおり、交流を深めながら学んでいる。耕した畑に苗を植えるのが楽しみ」と笑顔を見せた。
同校では5月1日にも土作りの実習を行い、8日にはキュウリやナスなど夏野菜の苗を定植する予定。