奥州・金ケ崎

絢爛豪華な伝統行事 あす日高火防祭 奥州

 奥州市水沢の春の風物詩「日高火防祭(ひぶせまつり)」は、26日に水沢駅通りなどの中心市街地で開かれる。300年余りの歴史を誇る伝統の祭典で、絢爛(けんらん)豪華なはやし屋台が練り歩くほか、42歳と25歳の厄年連による創作演舞などが行われる。

 はやし屋台の運行は、午後2時から大手通りで屋台7台が会する遙拝(ようはい)式でそろい打ちを行い、その後に市街地を巡行する。夜の部は同7時30分から水沢駅通りで呼び物の「そろい打ち」、同8時からメイプル交差点前で「相(あい)打ち」が行われる。

 水沢駅通りでの祭典は、午後0時30分から日高ななつ星などの幼保施設の園児らによる稚児行列で始まる。2024年度の水沢厄年連、今年度の前沢厄年連と江刺年祝連の演舞、今年の市江刺鹿踊(ししおどり)保存会の創立40周年を記念した百鹿大群舞を披露する。

 今年度奥州水沢42歳厄年連「子結会(しゆうかい)」、同25歳厄年連「綺巳迅(あやしじん)」は中心市街地や産直来夢くんなどのほか、水沢駅通りで午後4時50分ごろから2回ずつ創作演舞を披露する。

 当日は武家住宅資料館(水沢吉小路)、地域交流館アスピア(同)が休憩所になる。後藤新平旧宅(同)や齋藤子爵水沢文庫(同)、高野長英旧宅(水沢大畑小路)など6カ所の歴史的建造物を特別公開する。

 前日の25日午後4時からは前夜祭が行われる。水沢駅通りを会場にコロナ禍で前夜祭がなかった水沢42歳、25歳厄年連の10団体、子結会、綺巳迅が出演する。餅と焼きそばの振る舞い、バンド生演奏も予定する。

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