元気な踊り活気呼ぶ 子どもパレード 奥州・江刺甚句まつり開幕
第52回江刺甚句まつりは3日、奥州市江刺で開幕した。小中学生による子ども甚句踊りパレードや42歳、25歳両年祝連の合同キャラバンなどが繰り広げられ、会場に詰め掛けた観客を楽しませた。4日まで。
おまつり広場(大通り公園)での開会セレモニーで、実行委員会(委員長・倉成淳市長)を代表して菊地清副委員長が「今回は初企画のイベントがあり、祭りを楽しんでほしい」とあいさつ。市消防団による防火祈願の纏(まとい)振りやカラーガード隊の演技、福餅まきなどを繰り広げた。
江刺地域の小中学校6校の児童生徒約1290人が参加した甚句踊りパレードでは、四つの町内屋台が加わって太鼓や三味線などで江刺甚句を演奏しながら行進。法被姿の子どもたちが元気いっぱいに声を上げながら江刺甚句を踊り、沿道の観衆を魅了した。
2025年度の42歳年祝連心舞蓮(しんぶれん)(管野聡会長)、25歳年祝連緋煌爤(ひこうらん)(小原歩斗会長)による合同キャラバンは2コースに分かれ、江刺地域の各所で演舞を披露。おまつり広場でも江刺甚句と創作演舞を舞った。
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momottoメモ
最終日は、心舞蓮と緋煌爤による岩谷堂地区内での巡演、初開催の江刺YOSAKOIグランプリなどを予定。午後2時40分から市江刺鹿踊(ししおどり)保存会による百鹿大群舞、同5時5分から1000人余りの踊り手による江刺甚句大パレードが行われる。