北上・西和賀

5月11日は「西わらびの日」 魅力発信へ制定 来月まで「祭り」も 生産販売ネットワーク【西和賀】

5月11日を「西わらびの日」に制定した西和賀わらび生産販売ネットワーク関係者

 西和賀町の西和賀わらび生産販売ネットワーク(湯沢正会長)は2日、2025年度総会を同町の西和賀消防署で開き、5月11日を「西わらびの日」とすることを決めた。11がワラビの芽が伸びる姿に似ていることから独自に制定。関係者たちは西わらびの日に合わせて、関係機関と共に全国へ西わらびの魅力をPRしていく。

 総会には約30人が参加。25年度事業によると、▽生産性、品質向上を図るため、優良系統によるポット苗栽培、親株養成管理事業を継続する▽わらび粉商品のPR▽販売拡大に向けた取り組みを進める―の3点を重点活動方針とした。

 西わらびは、24年1月に農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に登録された。同ネットワークによると、西わらびの日はGI登録祝賀会で若者たちから記念日の制定を提案されたことで実現したという。

 記念日に合わせ、西和賀産業公社などは、今月11日から6月8日まで「西和賀わらびロード祭り2025」を初めて開催する計画。スーパーオセン湯本本店や北上店(北上市)、町内の産直、道の駅に特設販売コーナーを設置するほか、町内の飲食店で西わらびを使った特別メニューが提供される。

 湯沢会長(78)は「GI登録されてから、西わらびの知名度はかなり高まってきていると実感する。今回の制定を契機にし、全国に魅力をさらに広めていきたい」と意気込む。

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