花巻

泣いて笑って健やかに 花巻・東和 豆力士が取組

親方に抱えられて泣き笑いの取組を繰り広げる豆力士=4日、花巻市東和町の三熊野神社

 第37回毘沙門まつり・全国泣き相撲大会(毘沙門まつり実行委主催)は4日、花巻市東和町北成島の三熊野神社(伊藤幸夫宮司)で始まった。県内外から集まった豆力士たちが泣き笑いの取組を繰り広げ、境内に響く元気な泣き声に健やかな成長を願う家族の笑顔が広がった。5日まで。

 泣き相撲は、同神社に伝わる特殊神事「十二番角力(すもう)式」に由来し、春と秋の年2回実施。大型連休に合わせた春は2日間で、今回は地元花巻をはじめ県内を中心に北は北海道、南は大阪府から、生後半年から1歳半までの豆力士582人がエントリーした。

 豆力士たちは東と西に分かれ親方に抱えられて土俵入り。「ヨオッ、ヨオッ」の掛け声に合わせて行司の前で顔を突き合わせた。ルールは「泣いた方が負け」だが、掛け声を気にせず「ねむり込み」、互いに動じず「むっつり顔」、取組前から「泣きっぱなし」など、多彩な決まり手で観客を沸かせた。

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