復興への思い力強く 大船渡東高生が太鼓演奏【北上】
県立大船渡東高校太鼓部の和太鼓公演は4日、北上市北鬼柳の江釣子ショッピングセンターパルで開かれた。大規模な山林火災で被害を受けた大船渡市を応援しようとパルが企画。多くの来場者が詰め掛ける中、部員たちは復興への思いをばちに込めて力強い太鼓の音を響かせた。
同部には1~3年生20人が所属しており、今回は2、3年生8人が出演。公演は午前と午後の2部構成で行われ、午前の部では部員たちは「波動」「青々」「開」などアンコールを含む8曲を発表した。
部員たちは5種類の太鼓を打ち鳴らし、徐々に音色が強くなる「波動」、太鼓と力強い歌声を響かせる「青々」など多彩に披露。終演後には来場者から温かな拍手が送られた。
同部の大久保優愛さん(3年)は「山林火災で被災した人たちや大船渡市に元気を与えるような演奏を心掛けた。思った以上に多くの人がいて緊張したけど、今自分たちができる最高の演奏ができた」と充実した表情を見せた。