縄文文化に触れ 親子ら土器作り体験【北上】
縄文土器を作る体験イベントは6日、北上市稲瀬町のザ・キャンパストロイカの森で開かれた。親子連れなど約20人が思い思いの土器を形作り、縄文人の生活に思いをはせた。
同施設で2024年から開催されているイベント。東北芸術文化学会監査役でオリジナルの土器を数多く製作している大木義則さん(80)が講師を務めた。
大木さんは「土器は、粘土を焼くことで固めるという科学と、器を使って煮炊きをするという発明のたまもので、縄文人が高度な文化を持っていた事を伝えている」と解説。ひも状に延ばした粘土を何重にも重ねることで器を形作る方法を説明した。
参加者は大木さんの手ほどきを受けながら土器製作に挑戦。焼いた時にひび割れてしまわないよう丁寧に作り、貝殻を使って表面をならした。その後、縄を押し付けたり棒で模様を刻んだりして、思い思いの装飾を施していた。
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