模擬講義体験 研究に理解 花巻北高1年生 岩手医大矢巾キャンパス訪問
教育や人材育成に関して、岩手医科大と連携する県立花巻北高校の1年生は8日、矢巾町の同大矢巾キャンパスを訪れ、施設見学や学部別模擬講義を体験した。医療従事者や研究者らに接し、同大の概要や各分野に果たす役割、医療系の進路などに認識を深めた。
2024年9月に締結した高大連携協定の取り組みの第1弾で、1年生218人を対象に実施。同校の探究活動のテーマ設定のきっかけづくりにつなげることも狙いとしており、研究室や植物園の見学、同町と同大とのまちづくりに関する講演のほか、医学部、歯学部、看護学部、薬学部に分かれて模擬講義が行われた。
薬学部の模擬講義では、創剤学分野の杉山育美准教授が、アスリートの健康を守る薬剤師スポーツファーマシストやドーピングについて解説した。ドーピングはフェアプレー精神に反するだけでなく、健康を害する薬物乱用だと強調し、使用による死亡事故や制裁について事例を挙げて説明した。
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