田植えの今昔体験 花巻 スマート農業に関心 太田小5年生
最新の農業機械を使った米作りを学ぶ「スマート農業体験学習会」は9日、花巻市太田地内の水田で開かれ、地元の太田小学校(菊地綾子校長)の5年生15人が、無人田植え機やドローンの実演を通じて情報通信技術(ICT)など先端技術を活用して省力化・精密化された農業の魅力に触れた。
市内の農業関係機関・団体で構成する市農業振興対策本部(本部長・上田東一市長)が、将来の担い手確保につなげようと、農業機械販売・整備のみちのくクボタの協力を得て、毎年田植えの時期に合わせて開催している。
無人田植え機は、市が太田小の屋上に設置した全地球測位システム(GPS)基地局を活用して稼働。農事組合法人リアル(新渕伸彦代表理事)が管理する近くの水田で、田植え作業や農薬散布ドローンのデモンストレーションが行われた。
児童はリモコン操作で機械が自動で苗を植えながら走行する様子を見学し、3、4人ずつ試乗して機能を体験。農薬散布ドローンの実演では、高さや速度を上げたり、水をまいたりする動きに驚きの声を上げていた。
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