巨大水しぶき間近に 6年ぶり放流 湯田ダム【西和賀】
西和賀町杉名畑の湯田ダムで10日、「錦秋湖スプリング放流」が始まった。クレストゲートの点検を兼ねた放流で6年ぶりの実施。全国からダム愛好者が集い、雪解け水が巨大な水しぶきを上げながら流れ落ちる壮観な光景を目に焼き付けた。11日まで。
クレストゲートは計画規模を超える洪水時に使用するゲート。同ダムでは2014年に試験放流が行われ、15年からは見学者を招いている。毎年多くの人が訪れる人気イベントとなっていたが、同町大石地区の災害復旧工事や新型コロナウイルス感染拡大の影響で19年を最後に開催を見送っていた。
初日はあいにくの雨となったが、200人以上の愛好家や家族連れが詰め掛けた。町内の宿泊施設の宿泊者とJR北上線利用者限定で、放流の様子を仰ぐように観賞できる特別見学エリアも設けられた。
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momottoメモ
最終日の時間は午前10時から午後3時。ダム敷地内には駐車場はなく、希望者は川尻総合運動公園、錦秋湖親水スポーツ公園など町内4カ所に設ける臨時駐車場から無料シャトルバスを利用する。