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「参画」など5項目柱 ひとにやさしいまちづくり 岩手県、推進指針策定

 県は、さまざまな分野の施策にユニバーサルデザイン(UD)の考え方を取り入れた「ひとにやさしいまちづくり推進指針(2025~29年度)」を策定した。すべての人を対象に「あらゆる分野の活動に参加する機会が確保される地域共生社会」を目指す姿とし、「ひとづくり」「まちづくり」「ものづくり」「情報発信」「参画」の五つを推進方向の柱として取り組み項目、目標値を設定している。

 推進指針は、ひとにやさしいまちづくり施策を総合的に推進するための行動指針で、県民、事業者、民間団体、市町村のガイドラインとしての性格を併せ持っている。前回策定した推進指針(20~24年度)以降の状況変化や意識調査結果などを参考に策定した。

 目指す姿は「ひとにやさしいまちづくりへの県民の参画により、すべての人が個人として尊重され、自らの意思に基づき自由に行動し、あらゆる分野の活動に参加する機会が確保される地域共生社会」。

 基本的な推進方向の柱は▽個人として尊重され、自らの意思に基づき自由に行動し、あらゆる分野の活動に参加することを可能にする「ひとづくり」▽安全かつ円滑に移動でき、快適に過ごすことができる「まちづくり」▽使いやすい「ものづくり」▽必要なときに必要な形で受け取ることができる「情報発信」▽多様な分野で主体的に活躍できる「参画」―の五つとした。

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