泥んこで園児ら田植え 奥州・えさし郷土文化館
えさし郷土文化館(髙橋憲太郎館長)主催の田植え体験は14日、奥州市江刺岩谷堂の同館敷地内にある体験用水田で催された。八日市幼稚園の年長児47人が参加し、膝まで泥に漬かりながら、もち米の苗を手植えした。
開会行事では、石田悦子園長が「お米が大きく育つと、口の中に入るときには、お餅に変身する」と出来秋を楽しみにあいさつ。
次いで野坂晃平学芸員が紙芝居を上演しながら、泥の上に引かれた線に沿って苗を植えるように、手順を分かりやすく説明した。
田んぼの広さは約1アール。素足で踏み込んだ園児らは泥の感触に歓声を上げ、束になった苗を5本程度に小分けしながら丁寧に植え付けた。
苗の品種は「こがねもち」。10月上旬にも園児らが手刈りで収穫し、11月に同館で収穫祭を開き、臼ときねで餅をついて味わう予定。
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