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利用促進へ基本計画 運賃助成、乗車体験も JR北上線沿線首長会議、協議会

 JR北上線沿線自治体首長会議と同線利用促進協議会総会は30日、秋田県横手市内で開かれた。会議ではJR北上線利用促進基本計画を策定することを確認。総会では運賃助成や乗車体験を盛り込んだ2025年度事業計画を決めた。

 同会議は北上線を取り巻く状況が厳しさが増す中、路線維持を図るために23年度に初めて開催。3回目となる今回は、北上、西和賀、横手の3市町の首長、両県の関係者らが出席した。

 座長である内記和彦西和賀町長は「北上線は沿線住民の移動手段のみならず、観光や物流など地域経済を支える重要な路線。定住人口の維持や移住人口の拡大を目指す上でも欠かすことができない存在。100年の歴史のある北上線を未来につないでいくため、多くの意見を賜りたい」とあいさつした。

 同会議が主体となって策定する基本計画は「利用の共創」「価値の共創」「未来の共創」を基本方針に掲げ、北上線の維持、発展に向けた方向性を示すもの。その計画に基づいて同協議会で効果的な取り組みを事業化し、北上線の利用拡大につなげていく方針だ。

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