星空観察通じ環境保全 宇宙実践センター 大臣表彰に輝く【奥州】
2025年度地域環境保全功労者(環境大臣表彰)に、星空観察会などイベントを通して環境保全活動に取り組む奥州市のNPO法人イーハトーブ宇宙実践センター(花田英夫理事長)が輝いた。同センターは今後も活動を継続し、環境保全活動に取り組むことを誓った。
同表彰は、環境省が6月の環境月間に合わせて多年にわたって地球環境保全に顕著な功績のある団体・個人を表彰している。県南地方で今年度受賞したのは同センターのみ。
同センターは、06年から星空観察会などのイベントや、同市水沢星ガ丘町の奥州宇宙遊学館での常設展や企画展を通じて、子どもたちや市民に自然や天文について学ぶ機会を提供。環境保全に関する普及啓発活動を継続的に行ってきた功績が高く評価された。
2日に同市水沢大手町の奥州地区合同庁舎で行われた表彰状伝達式には、同センターの大江昌嗣副理事長(84)、齋藤一事務局長(76)が出席。県南広域振興局の菅原健司局長が「県民の環境保全意識の啓発に大きく貢献していただき、大臣表彰を受けることは大変喜ばしい。本県の豊かな自然環境を次世代に引き継いでいくためには環境保全活動の活発化が必要。表彰を契機にさらなる活躍を期待している」とたたえた。
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