総大将に河合郁人さん 脇大将で室龍太さんも参加 10月12日、唐梅館絵巻・東山【一関】
一関市東山町長坂の唐梅館総合公園で10月12日に開かれる第23回唐梅館絵巻(実行委主催)の総大将役に東京都出身のタレント河合郁人さん(37)が決まった。2024年から2年連続で主役を務める。今年は猊鼻(げいび)渓名勝指定100周年とJR大船渡線開業100周年、市制20周年の記念事業に位置付けられており、脇大将役として京都府出身のタレント室龍太さん(36)も参加する。当日は総大将と脇大将を中心に絢爛(けんらん)豪華な時代絵巻が繰り広げられる。
唐梅館絵巻は戦国乱世の心意気を現代によみがえらせる催しで、2001年に始まった。当地を治めた葛西氏の重臣千葉一族の本拠地唐梅館に磐井、胆沢、気仙、本吉、登米、栗原などの諸将が集まり、豊臣秀吉による小田原征伐への参陣要請に従うか否かの軍議などを再現する。例年は9月下旬に開かれていたが、今年は市長選、市議選の日程と時期が重なることなどから開催日を10月とする。
総大将・長坂大膳千葉介広胤役の河合さんはSTARTO ENTERTAINMENT所属。「サタデーファンキーズ」(岩手めんこいテレビ)で司会を務めており、昨年の唐梅館絵巻でも観衆を沸かせた。
脇大将役の室さんも河合さんと同じSTARTO ENTERTAINMENT所属。「上意討ち」などの時代劇に出演しているほか、サタデーファンキーズにもゲスト出演している。
当日は午前10時50分に開幕し、軍議参上行列は正午、軍議再現は午後1時に開始予定。河合さんと室さんは、往時の装束で行列や軍議に参加して地域の歴史をたどる催しを盛り上げる。
前日の11日には長坂商店街でマルシェなどの唐梅館絵巻前夜祭も開かれる。