待望 大石トンネル貫通 西和賀・国道107号 今冬前に供用開始
大規模な地滑りの影響で県の災害復旧事業が進められている西和賀町大石地区の国道107号に整備されたトンネル(全長約1420メートル)が8日、貫通した。トンネルの名称は「大石トンネル」に決定。県は今後、周辺の整備工事を進め、今冬前の供用開始を目指す。
同国道は2021年5月に発生した地震に伴う地滑りの影響で、全面通行止めとなった。応急盛り土や仮橋架設などが行われ、22年11月30日に全面通行止めが解除された。
トンネル工事は22年度に着手し、23年度から掘削作業が進められてきた。大石トンネルを含めた復旧ルートの全長は約1800メートルで、同災害復旧事業の総事業費は約130億円となっている。
8日は現地で貫通式が行われ、県南広域振興局、町、北上土木センター、工事関係者ら約70人が出席。関係者が模擬の発破ボタンを押したほか、通り初めやたるみこし、鏡開き、万歳三唱を行い貫通を祝った。
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