幻想的な世界堪能 賢治作品朗読、合唱で 花巻
宮沢賢治作品の朗読、歌唱イベント「イーハトーブを風とめぐれば…3」は6日、花巻市大通りのなはんプラザで開かれた。市内の団体が情緒豊かに群読や合唱を披露し、来場者約140人が幻想的な作品世界に浸った。
賢治の没後90年に合わせて2023年に始まった企画の第3弾で、同市のハーナムキヤ朗読会(伊藤諒子代表)が主催。同会による賢治の詩の朗読や群読、同市の合唱団「Believe(ビリーブ)」による賢治作品にまつわる曲の合唱など3部構成で行われた。
このうち3部では、未熟なチェロ奏者が動物たちとの交流を通じて演奏技術を向上させていく物語「セロ弾きのゴーシュ」を群読。会員5人がカッコウやタヌキ、ネズミなど動物たちとのやりとりを臨場感たっぷりに表現し、会場から温かな拍手が送られた。
この記事の詳報を岩手日日紙面または電子新聞momottoでご覧いただけます。