「奥羽山系の人」設置 詩歌の森公園 照井榮(和賀町出身)石彫作品【北上】
北上市和賀町横川目出身の彫刻家照井榮(1932~2020年)の石彫作品「奥羽山系の人」が同市本石町の詩歌の森公園に設置された。11日に除幕式が行われ、関係者らが設置を祝った。
照井は県立美術工芸学校などで学び、卒業後は東京で活動を展開。本県出身の彫刻家舟越保武に師事し、存在感ある人物像を数多く制作した。市内ではJR北上駅西口広場の「笛と女」や北上総合運動公園の「風のうた」がパブリックアートとして多くの人に親しまれている。
「奥羽山系の人」は08年に照井が他の作品45点とともに市に寄贈。その後は18年に花巻市で開かれた企画展で展示されたのみで、公開の機会に恵まれていなかった。今回、きたかみDESIGNネットワーク幹事の佐藤清美さんの呼び掛けで北上市に台座が寄贈され、設置に至った。
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