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本県ブナ大凶作 東北森林管理局 今年度結実予測 「人里にクマ」増も【岩手】

 東北森林管理局は11日、2025年度のブナの開花状況と結実予測を発表した。開花時点での結実予測では、本県を含む管内5県すべてで23年度と同様に「大凶作」が見込まれる。ブナの実を餌とするクマの人里への出没が増える恐れがあるため、注意を呼び掛けている。

 同局は、管轄する五つの県のブナの開花状況を目視で確認し、秋の結実を予測して毎年発表している。実が多い順に豊作、並作、凶作、大凶作と四つの区分が設けられている。

 本県の開花状況は24カ所の定点調査で、樹冠全体にたくさんの花が付いている「全体」がなし、樹冠上部に多くの花が付いている「部分」が4カ所、ごくわずかに花が付いている「一部」が3カ所、まったく花が付いていない「非開花」が17カ所。

 各調査箇所の結果を数値化、集計して算出した本県の豊凶指数は0・6で、結実予測は最低の「大凶作」となった。管内の豊凶指数は青森が0・5、秋田と山形が0・4、宮城が0・3。

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