花巻

飛躍、継承へ意気込み 19、20日に東京合同公演 花巻・石鳩岡、土沢両神楽

石鳩岡神楽=6月22日、毘沙門ドーム
土沢神楽=6月22日、毘沙門ドーム

 早池峰岳流石鳩岡神楽(菊池康一会長)と早池峰大償流土沢神楽(吉田隆一会長)は、19、20の両日に東京都の早稲田小劇場どらま館で合同公演を行う。同会場は石鳩岡神楽が40年以上前に欧州6カ国公演へとつながる公演を行ったゆかりの地。両神楽の関係者は今回の公演に向けて若手の成長や飛躍、末永い伝統の継承を願い、意気込む。

 合同公演は、民俗芸能学会(茂木栄会長)の創立40周年と同館の改装を記念して企画され、双方に関わりがあり、早池峰神楽に魅了され半世紀かけて調査・研究してきた作家の森尻純夫さん(83)=東京都練馬区=の尽力で実現した。

momottoメモ

石鳩岡、土沢両神楽は、岳、大償の両神楽を総称する早池峰神楽の弟子神楽で、石鳩岡神楽は岳神楽、土沢神楽は大償神楽の技芸が伝承されており、共に81年県民俗文化財指定。これまでに複数回合同公演を行っている。

今回の合同公演に先立ち両神楽は6月22日、市内外の100人以上の観客を前に花巻市東和町の毘沙門ドームでプレ公演を実施。盛岡市の復興支援団体「SAVE IWATE」(寺井良夫理事長)を通じて栃木県足利市のボランティア団体「結の里」(木村克子代表)から寄贈された組み立て式の神楽殿を舞台に、3時間半にわたり勇壮に舞った。

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