郵便局で無人販売 花泉 待合スペース提供 地元商品PR【一関】
一関市花泉町の花泉郵便局(菅原三郎局長)内に、商品を陳列できる無人販売所が開設された。待合スペースの一部を同市内にある事業所や団体などの商品販売のため活用してもらおうと7月から始めたもので、小野寺製麺(同市山目字館、佐藤ゆかり代表取締役)が乾麺を9月末まで販売している。
待合スペースの中央に設けられた無人販売所で取り扱っているのは、同社が製造する「たまごめん」「関所そば」など4種類で、いずれも1袋(2人前)税込み200円前後で販売。商品の周りには社員手書きのポスターやPOP(店頭販促広告)も設けられ、訪れた人が手にした商品の代金を備え付けの専用入金箱に入れて代金を支払う仕組みとなっている。
郵便局では窓口で代金支払いに必要な額の両替に応じるものの、商品の陳列や補充、入金箱の管理などは社員が訪れて対応。菅原局長は「お盆に帰省する子どもたちや親戚への手土産としても役立ててほしい。10月以降に販売所を利用したいという事業所があれば相談に応じていく」と語る。
開設時間は郵便局の窓口営業時間と同じ平日午前9時~午後5時。問い合わせは同局=0191(82)3360=へ。