賢治の世界 幻想的 ライトアップ始まる 童話村【花巻】
花巻市高松の宮沢賢治童話村で19日、「童話村の森ライトアップ2025」が始まった。幻想的なオブジェの光と童話村の自然が融合してつくり出された空間で、来場者が賢治の作品世界を楽しんでいる。入場無料。10月26日まで。
市と民間8団体で組織する賢治フェスティバル実行委員会(会長・上田東一市長)が主催。今年は野外ステージ付近で賢治作品の世界観をイメージして染め上げられた花巻の伝統工芸品「成島和紙」を用いた、同じく花巻の伝統工芸品である「花巻傘」のライトアップ展示が新たに登場。芝生広場エリアでは、ライトアップのシンボル的な存在となっている「どんぐりオブジェ」をはじめ、市内の小学生が「花と昆虫のせかい」をテーマに自由な発想で絵付けしたアクリル板をオブジェに仕上げて展示している。
この記事の詳報を岩手日日紙面または電子新聞momottoでご覧いただけます。
momottoメモ
8月30、31の両日は多彩なゲストを迎え、野外ステージでスペシャルトークや音楽、映像上映、10月4日は地元高校生による朗読や伝統芸能「鹿踊(ししおどり)」の披露、9月27日と10月18日は賢治作品に登場する星座や星空を天体望遠鏡で観察する星空観察会などを予定する。
ライトアップは期間中の毎週土日・祝日とお盆期間(8月9~17日)に実施。点灯時間は午後6時(9月は同5時、10月は同4時)から9時(10月は同8時)まで。