2025年9月3日
連日のように猛暑日を記録していた県内も、幾分暑さが和らいできた。間もなくスポーツ、アウトドアを楽しむのにちょうどいい時期を迎える
▼秋といえば、野外炊飯やいもの子会が真っ先に思い浮かぶ。学生時代は学校の同級生や家族らと近場の河川敷や設備のある公園で行うのが恒例。そのせいか、50代目前となった今も気の合う後輩を自宅に招いてバーベキューに興じている
▼コロナ禍、1人で楽しむソロキャンプなどアウトドアのスタイルが多様化。以前はホームセンターやスポーツ用品店でさまざまな道具をそろえる人が多かったが、フォレストコテージ奥州(奥州市)や水神キャンバス(北上市)など、手ぶらで十分満足できる施設も増えている
▼豊かな自然に囲まれ、澄んだ空気の中で自由気ままに過ごす非日常的な時間は気分転換になる。しかし、山に近いほど、餌を求める冬眠前のクマに遭遇する危険性が高まるだけに注意が必要。出没情報があるエリアに近づかないのはもちろん、鈴など音の鳴るものやクマよけスプレーを携帯するといった対策が欠かせない
▼岩手の秋は短いが、自然を堪能できるスポットはたくさんある。キノコ狩り、登山も良しで、満喫する方法は十人十色。どこに出掛けようか。考えるだけでも心が躍る。