いわて百景

29.北上大橋【一関市】

 日没の時間を迎えると、“先代”から受け継いだ美しいアーチ状のシルエットがたそがれの空に浮かび上がる。東北を代表する大河、北上川に架かる北上大橋だ。一関市の一関、川崎両地域をつなぐ同橋の全長は、482メートル。全国的にも珍しい「3径間連続バランスドタイドアーチ」と呼ばれる構造形式で、2003年4月に竣工した。国道284号として内陸と沿岸を結ぶ要路の役割を担ってきたが、架け替え前の旧北上大橋は竣工直前に水害で流されるなど苦難の歴史を持つ。現在、橋とその周辺は、「おらが自慢のでっかい花火」大会や「北上川流域交流Eボート大会」の舞台となっており、「ふるさとのシンボル」として地域住民に親しまれている。

▼【いわて百景】きたかみ大橋(動画)