シイタケ栽培に挑戦
春の訪れとともに、ムクムクと出てくるシイタケ。そんな姿が見たいと思い立ち、シイタケ栽培を始めました。
まずは、ほだ木を調達しようと知り合いに相談しました。シイタケを栽培、出荷している方も利用している県北から、ほだ木を取り寄せていただきました。そして種駒と穴を開けるための道具は、ホームセンターで購入しました。2月中旬ごろになると各店舗に並び始めるようです。
いよいよ説明書を片手に作業を開始。ドリルでほだ木に穴を開け、種駒をハンマーで打ち込んでいきます。コンコンという音が響いて爽快な作業でした。
今春、種駒を植えたほだ木からシイタケが収穫できるようになるのは、来年の秋頃です。約1年半後になりますが、楽しみで待ち遠しいです。
収穫はまだ先になるため、今回は産直から購入したシイタケを使いました。春のシイタケは春子と言われ今が旬です。身が締まり、うま味が豊富なのが特徴です。栄養面では、ビタミンDが含まれており、カルシウムの吸収を助けることや、骨粗しょう症の予防に効果があります。ビタミンDは油に溶ける性質を持っており、うま味と栄養を生かせる唐揚げにしました。これならシイタケの軸もおいしくいただくことができます。
文・写真、野菜ソムリエ及川拓郎(一関市)
【シイタケの唐揚げ】
◆材料=シイタケ(中)4~5個、塩こうじ大さじ1、ショウガ(お好みで)、米粉大さじ1、サラダ油適量
◆作り方=(1)シイタケは石づきを取り、半分または四つ割りに手で割く(2)袋に塩こうじ、すりおろしたショウガとシイタケを入れ、軽くもみ込んでおく(3)シイタケに米粉をつけて油で揚げる