ソムリエ流 菜食健美

新鮮なハーブを食卓に

(左から)パクチー、バジル、シソ。瓶に入れることでフレッシュな状態が保たれる

 6月は「初夏」。響きは爽やかですが、雨季が始まり、精神的に不安定になる人が多い時期とされます。そこで、理気薬となるハーブについて紹介させていただきます。

 理気薬は気力が停滞している状態を改善し、精神的に安定させる作用があります。独特の香りや成分が食欲を刺激し、リラックス効果も得られるハーブの中から、今回はバジル、シソ、コリアンダー(パクチー)を取り上げます。

 バジルは鉢で育てたものを長めに切り取り、水を張ったコップに入れておくと根が出ます。水耕栽培ではないですが、台所に置いてトマトやチーズと一緒に調理しています。

 毎年こぼれ種で育つシソは、毎日の食卓で大活躍。お弁当に入れると防腐になります。

 そして、私が愛してやまないのがパクチー。ずっと気になっていたのですが、去年、大学で園芸を学ぶ息子が食べさせてくれて、香りが病みつきになりました。同居家族では私しか食べません…。それなのに今年はプランターで栽培しています。

 家の中に持ち込むと、「何だ? ジャコがいるぞ‼」と言われる始末。ジャコはカメムシのことですが、カメムシ草の呼び名もあるようです。

 パクチーには、カドミウムや水銀などの有害重金属から放射性物質まで体内の毒素を排出する作用があります。ラーメンの薬味に、カレーライスのトッピングにと、山ほど載せて食べるとおいしいです。家族から離れてですが…。

 これらのハーブは、空き瓶を利用して冷蔵庫で保存しています。フレッシュなまま保存でき、忙しい朝の時短調理にも役立ちます。独特のにおいで好き嫌いが分かれるパクチーも、これなら大丈夫ですよ。

 文・写真、野菜ソムリエ鈴木重美(一関市)