ソムリエ流 菜食健美

生でパリッ、炒め物にも

カナッペに卵とカレイドスコープを添えて

 今年の春、友人からピーマンの苗によく似た野菜の苗をもらいました。それが私とカレイドスコープとの出合いでした。苗が小さかったので他の鉢と一緒に出窓に飾っていましたが、このエッセーのお話を頂いたので、皆さんに紹介しようと急いで畑に植えました。1カ月もすると花が咲き、五つの実がなりました。それから1カ月たつと50個以上の実が収穫できました。未熟果を生のままかじるとパリッと音がし、爽やかな香りがしました。

 カレイドスコープはドイツが原産とされ、辛みのないトウガラシの品種です。日本語では万華鏡を意味し、果実の長さは6~10センチ。下の方が膨れていて、縦長で浅い溝があることからこのような名前が付いたのでしょうか。未熟果は明るい黄緑色で、熟すと赤くなります。友人から真っ赤に熟したカレイドスコープをお裾分けしてもらったのですが、抜群の甘さでした。わが家のカレイドスコープも晩秋にかけて赤くなることを期待しています。実が熟したら、果実酒にも挑戦してみたいと思っています。

 カレイドスコープは油との相性がいいので炒め物にも適していますが、今回は生で食べるレシピを紹介します。クリームチーズ詰めは、手軽に作れておつまみにもお薦めの一品。卵サラダは刻んで混ぜたカレイドスコープがタマネギやピクルスに似た食感で、野菜が苦手な方も食べられます。鮮やかな黄緑や赤の色みが映え、サンドイッチの具にも最適です。

【カレイドスコープクリームチーズ詰め】

 ◆材料=カレイドスコープ小さめ3本、クリームチーズ50グラム

 ◆作り方=カレイドスコープの中の種を取ってクリームチーズを詰める。

【卵サラダ】

 ◆材料=ゆで卵3個、カレイドスコープ2~3本、マヨネーズ適量、好みで塩・こしょう

 ◆作り方=お好みの卵サラダに、みじん切りしたカレイドスコープを混ぜたら出来上がり。

 文・写真、野菜ソムリエ藤原利子(紫波町)