ソムリエ流 菜食健美

太ネギで思わず「小ネギ」

トマトと鶏肉のネギソースあえ。ネギの香りが食欲をそそる
小ネギとして販売した太ネギ品種

 今年から本格的に「ネギ」栽培を始めました。経緯はいろいろありますが、ネギの香りが好きなこと、産直でコンスタントに売れること、ネギの皮むき作業(淡々と黙々と)が好きなことでしょうか。

 昨年は1アールでしたが、今年の規模は約10アールです。早いのは1月末にポットに種をまき、温床で1週間で発芽。そこから畑まで3カ月、丁寧に水管理をしながらゆっくり育苗します。苗箱(30センチ×60センチ)の264穴に2粒ずつで80箱、合計4万2240本の苗が出来上がりました。…と言いたいところですが、苗半作といわれるように、苗を育て上げるまでが重要な工程だといわれています。初心者にはとても難しく、育ちが悪いものや、発芽がうまくいかないものもかなり出てきました。

 やれやれと思いながら、4月末から順次畑に定植です。そしてなぜか10箱(計算では5280本)余ってしまいました。畑が足りない? 農協の指導ではちょうどよい感じだったのですが…。足りないよりは良かったのですが、せっかく作った苗が…。どうしようと思い、とりあえず畝幅を30センチ(私の場合は通常100センチ)で植えました。

 ネギは一度発芽してある程度の大きさになると生命力は強く、どんどん育ってきました。よし、産直で「小ネギ」として売ってみよう。しかし、本来は小ネギ専用の品種が各種苗会社から販売されており、太ネギを小ネギとして栽培している方は皆無だと思われます。少し小太りながら、150グラムを1束として販売したところ「おいしい」と好評でした。

 栽培期間も短く、「太ネギ」改め、思わず「小ネギ」が出来上がりました。

【トマトと鶏肉のネギソースあえ】

 ◆材料(2人分)=ネギソース(小ネギ1本、しょうゆ大さじ1、酢大さじ1、ニンニク・ショウガのすり下ろし各小さじ1、ごま油少々)、トマト1個、空揚げ用鶏むね肉200グラム

 ◆作り方=❶ネギソースは材料を全て混ぜておく❷トマトはくし切りにして冷蔵庫で冷やす❸鶏肉は食べやすい大きさに切り、塩・こしょうを振り、少量のマヨネーズを絡ませ、かたくり粉をまぶしてフライパンでじっくり焼く❹鶏肉が焼き上がったらトマトと合わせてネギソースを掛けて出来上がり。

 文・写真、野菜ソムリエ上級プロ高橋義明(遠野市)

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