この時期になると「そろそろお中元を決めないと」と店先に並んでいるパンフレットを持ち帰ることが増える。相手の好みや家族構成を考えながら、パンフレットをめくっていると「これいいな」「でも、こっちもいい」となるのだが、気付くと「いいな」の基準が自分になっている。自分が欲しい物なら相手も欲しいはず。とはならないので、何度か修正をかけつつ、相手に喜んでもらえそうな物を決めるのだが、私の元に届くお中元はなぜかビールが大半。「いやいや、そんなに飲まないよ」と思うのだが、自分基準の「いいな」がビールやワインだったことを思い出し、「これで正しいです」となるところまでが毎年の恒例行事となっている。（の）