奥州・金ケ崎

真心込め食卓へ JA江刺 夏秋野菜出発式 販売目標達成に意欲【奥州】

江刺産夏秋野菜の出発に当たりテープカットする関係者

 JA江刺(小川節男組合長)の2017年産江刺夏秋野菜出発式は27日、奥州市江刺区の歴史公園えさし藤原の郷で行われた。生産者らがキュウリやトマトなどの出荷に立ち会い、8億円を超える販売目標額達成への意欲を高めた。

 同公園ロケーションベースで生産者や取引先市場関係者ら約180人が出席。同JAの小川組合長が「規模的には小さい産地だが、多くの消費者の食卓に真心のこもった江刺野菜を供給するため、関係者一体で取り組む」とあいさつ。

 同じく及川貢野菜部会長も「夜温の低い状態が続いて生育管理に苦労したはずだが、品目ごとの研修会を盛んに開いて生育状態は上々といい、9月いっぱい販売し続けられるよう頑張ろう」と呼び掛けた。

 前田一人県南広域振興局副局長ら来賓が祝辞を述べ、屋外に移動してトラック前で代表者9人がテープカット。同JAのトマトジュースで乾杯し、万歳三唱と運転手への花束贈呈後、拍手の中を関東の市場に向けてトラックが出発した。

 同日は、県内を含め露地のキュウリやトマト、ピーマンなど5品目計15・5トンが出荷された。

 同JAによると、5月下旬から続いた低温の影響で生育は全般に10日以上遅れているが、的確な栽培管理による収量アップと品質向上に努め、販売計画では夏秋野菜全体で2448・4トン(前年比10・3%増)、8億1100万円(同6・7%増)を目指す。

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