奥州・金ケ崎
急流、果敢に挑戦 カヌージャパンカップ開幕【奥州】
２０１７カヌージャパンカップ（日本カヌー連盟、奥州市実行委主催）が５日、同市胆沢区若柳の「奥州いさわカヌー競技場」で開幕した。初日はワイルドウオーターに本県選手２人を含む男女12人が出場。急流を一気に下降するダイナミックな競技に観戦者が選手に声援を送った。最終日の６日はスラロームが行われる。
本県初のジャパンカップには、ワイルドウオーターとスラロームの２種目に、五輪代表選手ら国内第一線で活躍する選手67人、同競技場で合宿中のマレーシア、フィリピン、インドネシアなどアジア圏の選手９人がエントリー。
初日のワイルドウオーター第４戦・カヤックに男子７人、女子５人が出場。全長３００メートルでスタートからゴールまでの高低差が４メートルある難関コースを２回チャレンジ。選手は可能な限り速いタイムで下降した。
会場には多くの市民らが来場。選手の見せる高い技術に「ゴー、ゴー」と声援を送った。
本県から出場した山田茉未選手（28）＝ＪＡいわて中央＝は41秒52の３位で表彰台に立った。「胆沢のコースは難しくて何度か苦しめられたが、きょうはベストに近いレースができた。これを励みに最終戦（９、10月・岐阜県）でも表彰台に立ち日本代表入りを目指したい」と喜びを語った。
６日のスラロームは、午前９時50分から予選、午後０時20分から決勝が行われる。
初日の上位３位までの結果は次の通り。（敬称略）
◇ワイルドウオーター▽男子カヤック＝①佐々木翼（秋田県カヌー協会）33秒26②佐々木優（同）③國京健二（ＪＡ共済連福井）▽女子カヤック＝①濱名としえ（東京・ＳＣＣ）39秒38②石原夏海（宮城県カヌー協会）③山田茉未（ＪＡいわて中央）
