パパやママとチャレンジ 水沢と江刺で親子フェスタ【奥州】
地域の食と農に親しむ「2017JA親子フェスタ」(JA江刺女性部・青年部主催)は5日、奥州市江刺区岩谷堂の同JA本店で開かれた。料理教室やクイズ大会など親子で幅広い内容を満喫した。
24組・64人の親子が参加。料理教室は「家庭で包丁を持つ機会の少ない子供たちが皮をむかない状態の野菜に触れ、包丁を使って切る体験をしてもらう」(主催者)のが狙い。
小さな手で包丁を握り、野菜チャンプルーに使う江刺産のタマネギやニンジン、ナスなどを切ったが、危なっかしい手元を見かねて手を添える親の姿も見られた。
菅野暖人君(岩谷堂小学校1年)は「怖くはなかったけど、タマネギを切って目から涙が出た」と話し、母親の佳奈さん(34)は「4歳の娘も含め案外できるもんだと分かった。少しずつやらせてみたい」と語った。
「金札米のご飯は金色か」「8月末から出荷される江刺りんごは紅ロマン」など江刺にちなんだ○×クイズ、工作後の水鉄砲遊び、「流し卵めん」、ぬか釜ご飯作りも体験した。
JA岩手ふるさと主催の「食農親子フェスタ2017」は5日、奥州市水沢区真城の「産直来夢くん」で開かれ、ジャンボのり巻き作りや流しそうめんなど多彩な催しを親子で楽しんだ。
2回目の開催で親子27組・75人が参加し、ジャンボのり巻き作りに挑戦。横一列で巻きすにのりとご飯を載せ、卵焼きやキュウリ、かに風味かまぼこ、かんぴょうなどを並べて一斉に巻き上げた。
具材が足りなかったり、はみ出したりした部分もあったが、測ると長さ13・9メートルになり、全員で分け合って食べた。
母親と参加した千葉孔君(真城小学校2年)は「最初は丸くない変な形になったが、みんなで作ったのでおいしい」と味わっていた。
竹筒を手に流しそうめんを楽しみ、竹ぽっくり工作にも活用。ジャガイモを詰め放題した袋の重さ当てやテレビにも出演する恵泉女学園大教授藤田智さんによる「野菜不思議発見!」と題した講話もあった。