奥州・金ケ崎

戦争 悲しくて惨め 図書館で企画展、体験者お話会も【金ケ崎】

金ケ崎町立図書館で企画展が開幕。初日は特別子どもお話会で、相沢さん(右)が自身の戦争体験を語った

 金ケ崎町立図書館の企画展「平和っていいね~子どもたちに伝えたいこと 昔 戦争があった~」は10日、同町西根の同館で始まった。児童書や絵本など所蔵図書を通じて戦争の悲惨さ、平和の大切さを発信。初日は特別子どもお話会が開かれ、相沢七郎右エ門さん(83)=同町西根大沢=が子供時代の戦争体験を親子らに語った。展示は30日まで。

 相沢さんは終戦間際の1945年8月9日、金ケ崎が米軍の空襲を受けたことを説明。41年に南方国民学校に入学した自身の戦中の暮らしについても語った。

 「学校の校庭を掘り返してジャガイモやカボチャを作った」「帳面がなくて昔の人が使ったものを消して使った。(消しゴム代わりに)地下足袋の底を切って使ったが、紙が破れてくることも」などと食糧、物資不足の当時を回想。「子供たちが一番惨めな暮らしをした。金ケ崎では戦争に行って400人が死に、私の親戚も2人が亡くなった」と戦争の悲惨さを伝え、子供たちも真剣な表情で耳を傾けていた。

 企画展では、「かわいそうなぞう」など教科書に掲載された戦争や平和に関する作品の児童書や絵本、同町の戦争関連の歴史をたどる本など計155冊を情報展示コーナーで紹介している。企画した図書館支援員3人は「親子で平和について考えてもらうきっかけにしてもらえれば」と語っている。

 開館時間は午前10時~午後7時(12、13日は午後5時閉館)。毎週月曜と11日は休館。

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