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大規模地震に備え 岩手河川国道事務所 「防災の日」に訓練

総合防災訓練に取り組む岩手河川国道事務所の職員

 国土交通省岩手河川国道事務所は「防災の日」の1日、盛岡市の同事務所などで総合防災訓練を実施した。大規模災害の発生を想定。国道や河川などの被害状況の確認や応急対応、情報共有などの初動対応を確認した。

 訓練は防災週間(5日まで)に合わせ、東北地方整備局管内で毎年実施している。午前9時40分ごろ、岩手県沖を震源とする最大震度6弱の地震が発生したとの想定で行われ、職員約170人参加。管理施設点検や緊急復旧、リエゾン派遣調整などの訓練を展開した。

 このうち、同事務所では発災を受け、災害対策支部を設置し、国道、河川、砂防などの被害状況の確認を行った。国道ではのり面崩落や落石、北上川の堤防にひびが入ったなど、次々に被害情報の報告を受けた職員が、迂回(うかい)路の設定や高速道路の通行止め、応急復旧を含めた対応に当たった。

 同事務所の吉田良勝総括地域防災調整官は「地震は特に初動で的確な情報収集に努め、情報発信をできるかが大事。初動訓練を通じて各職員が的確に情報発信できることと、いち早く県民に情報を出せるようにしていきたい」とした。

 

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