奥州・金ケ崎
万博開催の奮闘描く ２９日に町民劇場【金ケ崎】
第９回金ケ崎町民劇場「万博狂想曲～おらだぢの進歩と調和～」は、29日に同町西根の中央生涯教育センターで午前、午後の２回公演で行われる。大阪万博に沸いた１９７０年を舞台に、金ケ崎での万博開催に奮戦する人々を描いた群像コメディー。同町在住のイラストレーター小松原英さんが手掛けたポスターも完成し、主催の実行委員会では来場を呼び掛けている。
今回の作品は、町民大学２０１６シナリオ講座受講者４人による「チーム・カプリチオ」の共同制作による脚本。大阪万博に行きたいと願う弟の浩太が重い病気であることを知った姉の郁子は、地元金ケ崎で万博を開こうと仲間集めに奔走するが、集まったのはくせ者のはみ出し者たち。異質なもの同士の不調和と調和をテーマとした群像コメディーとなっている。
劇団員はキャスト24人、スタッフ25人。現在同センターで週３回の稽古を重ねる一方、舞台道具の製作など準備を急ピッチで進めている。
実行委ではポスター２００枚を製作し、各所に掲示したほか、チラシ５５００枚も用意し、全戸に配布する広報活動を展開。昨年に続いて小松原さんが手掛けたポスターは、脚本側の意見も取り入れ万博のシンボルイメージや主要キャストの姿が描かれた。
当日は午前の部が10時、午後の部は２時開演（開場は各30分前）。チケットは全席自由で、前売りが高校生以上１０００円（当日１２００円）、小中学生５００円（同７００円）。同センターや町内６地区生涯教育センターなど各所で取り扱っている。
問い合わせは同センター＝０１９７（４４）３１２３＝へ。
