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シーツの旗なびく 盛岡 肴町でアート展【岩手】

商店街の頭上を鮮やかに彩っている盛岡フラッグアート展

 シーツを活用した手作りの旗をアーケード内に掲げる「盛岡フラッグアート展in肴町」(実行委員会主催)が、盛岡市のホットライン肴町のアーケード内で開催されている。31日までの期間中、子供を中心に市民らが制作した旗約50枚が商店街を彩る。

 市民にアートに触れる機会を提供し、にぎわいあるまちづくりにつなげようと、アーケードリニューアルを契機に2002年から毎年開催している。

 旗は、ホテルなどで使用されたシーツを活用したもので、大きさは縦約2・7メートル、横2・3メートルほど。盛岡市内の保育園から高校までや市民団体などのグループ、個人などから出品された旗が、約360メートルの長さがあるアーケードの可動式昇降機につり下げられている。入れ替えを含め期間中、46の団体・個人から51枚が展示されている。

 「家族・友達」「夢・希望・未来」「花・緑・水」などをテーマに、思い思いに描かれた絵柄が白いシーツにカラフルに表現されている。今回は、沖縄県うるま市と盛岡市の友好都市提携5周年を記念し、うるま市の子供たちが制作した作品も花を添えている。

 買い物客の中には、上を見上げて旗の絵柄を鑑賞しながら歩く人の姿も見受けられ、心を和ませている。実行委員会は「身近な作品をぜひ見に来てもらい、次回以降参加してほしい」と話している。

 11月には、うるま市側で盛岡側の作品の一部が展示される予定だ。

 

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