芋の子会お店でも　一関市　来月３０日まで　参加１１店、抽選企画も

　一関市は、市内飲食店11店と連携した企画「伝承いちのせきの味！お店ｄｅいものこ会」を11月30日まで実施している。一関地方の食文化として定着している芋の子汁や芋の子会を店舗を通じて広めるとともに、里芋や特産の「曲りねぎ」など旬を迎えた地元農産物の認知度向上や地産地消、商店街の活性化を図る。

　同市狐禅寺の一関遊水地記念緑地公園お花見広場で９月30日から来月５日までの土日・祝日に開催されている秋の恒例イベント「磐井河原いものこ会」にちなんだ企画。市農政課が主催し、ＪＡいわて平泉、同ＪＡねぎ生産部会、市観光協会、一関調理師会、いわて・南沢里芋生産組合で構成する磐井河原いものこ会実行委員会が協力している。

　「伝承いちのせきの味！お店ｄｅいものこ会」では期間中、参加各店でオリジナルの芋の子汁を提供する。市は各店に抽選券付きのチラシを配布した。

　参加店で芋の子汁を食べた後、抽選券のアンケート欄に記入し、地産地消推進シンボルマークの入った「いっちゃんシール」を参加店で抽選券に貼ってもらい回収箱に入れると、いわて南牛、曲りねぎ、土垂（どだれ）里芋といった一関の特産品が当たる抽選に応募できる。賞品は来月中旬に発送予定。

　市農政課の永澤恵里主任主事は「多くの人に今が旬のおいしい一関産の農産物を食べてもらい、特色ある食文化をＰＲしたい」と話している。

　参加店と営業日時、予約の有無は次の通り。問い合わせは市農政課＝０１９１（２１）８４２７＝へ。

　◇大町▽やき鳥山平＝午後５～11時、日曜定休、予約不要▽樽や＝午後５～11時、月曜定休、５人以上で３日前までに要予約

　◇上大槻街▽酒肴庵喜の川＝午後５～11時30分、日曜定休、要予約▽山海＝午後５時～午前０時、日曜定休（日・月曜が連休の場合は月曜休）、予約を勧める▽手づくりの味もり湖＝午後５～11時、日曜定休、10人以上要予約

　◇大手町▽杏庵＝午後５時～午前０時、日曜定休、予約不要▽大手門海石榴＝午前11時30分～午後２時、毎月第３月曜定休（不定休）、要予約

　◇東地主町▽寿司割烹一力＝昼・午前11時30分～午後５時、夜・午後５～９時、水曜定休、３日前までに要予約

　◇新大町▽居酒屋どっと＝午後５～10時、不定休、予約不要

　◇赤荻▽ファミリーレストラン古戦場＝午前10時～午後８時30分、定休なし、20人以上要予約

　◇青葉▽煮売酒屋おのでら＝午後５～10時、不定休、昼は予約のみ、夜は予約不要