北上・西和賀

二子さといもに舌鼓 黒沢尻北小 給食で生産者と交流【北上】

生産者と二子さといもの入った給食を味わう黒沢尻北小の6年生

 北上市常盤台の黒沢尻北小学校(多田克巳校長、児童823人)で26日、給食の食材となっている二子さといもの生産者との交流事業が開かれた。二子さといもが入った給食での会食などを通し、児童が地場の特産品に理解を深めた。

 地元農産物の給食への納入日に地産地消を推進しようと市が主催し、2017年度は3回目。同日は北部学校給食センターに二子さといも約140キロが納入されたのに合わせ、6年生129人と同市二子町の二子さといも生産組合の4人が交流した。

 組合員は二子さといもや収穫作業について、植物としての特徴や、収穫・水管理に人手がかかることなどを紹介。児童は「農家だけが知っているおいしいサトイモ料理はあるか」などの質問をした。

 この日の給食にはチキンカレーの具に二子さといもが使われており、児童は組合員と談笑しながら味わっていた。

 小林春菜さんは「サトイモの葉が水を弾くと知ってびっくりした。これからは地元で取れた物だからすごいと思って食べる」と話していた。

 同組合員でJAいわて花巻のさといも専門部長の高橋豊さん(61)は「『おいしい』『家でも料理に使ってほしい』と言われるのが一番うれしい。機会がないのでよい経験になった」と交流を喜んでいた。

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